再び音楽堂に戻り集中的にスケッチの仕上げを行った。
数時間後、この清里で予定していた作業が滞りなく終わった。
コーヒーを片手に、静かな木の空間でリラックスしていたのだが、
作業が終わった開放感からか?イタズラ心が芽生えてきた。
自然VS無機質のアンバランスを楽しんでみたい!
木のぬくもりに囲まれた音楽堂で前衛的で鋭角的な響きの曲を弾くとどうなるだろう?
と思い、プロコフィエフ作曲のピアノソナタ第7番(「戦争ソナタ」と呼ばれている)の
第3楽章(7/8拍子)を弾いてみた。
弾き終えた感想は・・・「自然は大きい!」
どんなに鋭角的にアプローチしても、このアコースティックな空間は余裕で全部受け止めてくれる。
東京のスタジオなんかだと、楽器や空気や人が悲鳴を上げ息苦しくなったりするくらいなのに。
2〜3時間の間、あの曲は・・・?この曲は・・・?と古典から現代までたっぷりとピアノプレイを楽しんだ。
長いような、短いような、やっぱり長いような?東京とは時間の感覚がまるで違う2日間を過ごし、
とうとう世話になった音楽堂とピアノに別れを告げる時がきた。
出来上がったスコアをバッグに入れ、感謝の気持ちを胸に音楽堂をあとにした。
「また会う日まで!」